前回の検査結果からⅡ型糖尿病と診断された私。
検査後の生活を紹介します。
食生活
前回の話では説明していませんが、栄養管理士さんから食事に関する講義がありました。細々した説明はたくさんあったのですが、一番強く言われたことは
炭水化物の量を抑える
ということでした。炭水化物は大きく糖質と食物繊維で構成されています。この糖質が血糖値を上げる要因となるからです。炭水化物の代表としては、主食である米、パンがあげられます。
私の場合、身長などから1食あたり米は150g~200g、食パンで6枚切りのうち2枚までという制限になりました。(麺類は濃くない物で1杯まで)
その他にも、イモ類(でんぷんを多く含む)、フルーツがあげられますので、これらは一日あたりの摂取量を示されましたが、極力食べないことになりました。
肉などのその他の食品については、摂取量の目安は教えてもらいましたが、今回は特に気にしないでいいということになりました。ただ、血糖の上昇、下降を一定にするために、
・間食はしない
・朝、昼、晩の3食きちんと食べる
・飲み物は水、お茶、ブラックコーヒー
の3点も実施することになりました。この中では、間食なしが一番辛かったです。
インスリン生活
検査後から、夕食後にインスリンを接種することになりました。接種量は最初は6単位からスタートとなりました。
インスリンの量は、毎朝朝食前に指先に針を刺して血糖計測器によって計測する血糖値によって調整することになります。目安としては100~150mg/dLの範囲に収まる量です。インスリンが初めてということで低血糖へのリスクがあるため、少し控えめな量となっているように思います。
インスリンはお腹に打つことにしました(二の腕など脂肪がある箇所ならいいみたい)。針は小さいですが痛いときと痛くない時があります。毎回同じ場所に打つとインスリンがダマとなり、インスリンボールといわれるしこりのようなものができるみたいで、少しずつ位置を変えて打つ必要があります。個人的な考えですが、脂肪が少ない箇所に打つと痛いような気がします。痛いときは少し違和感が続きました。
また、血糖測定は前述したとおり指先で測ります。穿刺具といわれる先端に針を装着して血を出すものと、血糖測定器と測定機に取り付けるセンサー(血にあてるもの)があります。
穿刺具は自分で針の打ち込む深さを皮膚の厚さによって設定します。深さは変えなかったため深くなると痛いということがあるかもしれませんが、チクッとする程度なので大した痛さではありません。
血が出てきたら、血糖測定器に付けたセンサーを当てて血糖値を計測します。3秒ほどで結果が出ますので、日々の血糖値を記録していき、インスリンの量を調整します。
血糖計測後は朝食をとり、飲み薬を飲み、夕食後にインスリンを打つという生活となりました。(薬の紹介は入院編で行う予定です)
薬の効果
薬を処方された初日は血糖値がどの程度か再度把握したかったので、インスリンを打たずに翌日血糖を計測してみました。
すると・・・224mg/dLと基準値をかなりオーバーしている結果でした・・・
正直インスリン注射はあまりいいイメージがないため、避けたいなと考えていましたが、この結果から早めに対処したほうがいいとインスリンを打つ決意が固まりました。
その日の晩からはインスリンを打つようにして、次の日の朝、血糖値はいきなり138mg/dLという結果に!インスリンの効果を身をもって体験しました。
その後も血糖値と比較しながら継続してインスリンを打っています。(その効果は次回お話しします)
入院の決意
実は、父親が痩せ型のⅡ型糖尿病であり、状況を聞くためにも一度相談してみました。父親の場合は、薬のみの治療をしており、今でも継続して飲み続けているということでした。また、父親曰く糖尿病も遺伝するらしく、もしかすると遺伝性かもなとも言われました。
正直、親が糖尿病でも食事制限されててかわいそうくらいにしか思っておらず、詳しいことは何もわかっていませんでした。しかし、父親から改めて糖尿病自体が怖いのではなく、合併症のほうが怖いと教えてもらい、将来のことを考えてちゃんと検査しようと思うようになりました。
入院については、糖尿病患者へまとめて講義行うなどもあり、入院期間は1週間で、入院日は月1回のペースで決まっていました。(コロナの影響があったかは不明です)
そのため、早速上司に相談して翌月に入院することを決めました。
まとめ
・食事制限(炭水化物)
・インスリン、飲み薬の服用開始(効果あり)
・血糖自己測定開始
・入院への決意
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