糖尿病の入院生活6日目の紹介となります。この日を入れて退院まであと2日です。
6日目の午前
5日目は音が気になりながらも24時ごろには眠ることができ、前日よりはマシな目覚めでした、この日もいつも通りの朝を迎えます。尿糖検査から始まり、体温、血圧、脈拍、血糖計測といつも通りです。また、朝一でシャワーを浴びてスッキリできました。
この日は午前中に個別で栄養士の方から栄養説明を受けました。前回指導された内容から大きく変わらずメインは炭水化物の量(≒糖質の量)についてでしたが、今回新たに食品交換表というものを教えていただきました。
食品交換表では。80kcalを「1単位」と計算して、自分の1日に必要なエネルギーを単位に置き換えて、それぞれの栄養素を何単位までとれるか表でわかりやすくしたものです。
私の場合は、23単位の1840kcalが1日の目明日になります。ごはんでいうと1単位50gで、私は1日合計で11.5単位が体型などから算出された指示単位になるため、1食あたり約4単位接種可能です。つまり量に直すと200gとなります。このように各栄養素で指示単位が決まっており、食品交換表で目安を理解することができます。ただ、前回も言われたのですが、なによりも炭水化物の量、これだけは絶対に守るように指導を受けました。
6日目の午後
午後からは3日目に言われていた甲状腺の超音波検査を受けました。頸動脈と同じで超音波で検査してもらい、15分程度で終了します。結果は後で教えてもらうため、検査を受けたらすぐに病室に戻ります。
次に、講義があったのですが、今回は合併症と検査に関する内容でした。これまでも合併症に関することは別の講義でも話がありましたが、さらに詳しく症状やその治療方法などに関するものでした。
合併症は大きく分けて細血管障害と大血管障害の2つに分けられます。細血管障害は、神経障害、網膜症(目の病気)、腎症の3つ、大血管障害は壊疽、脳梗塞、狭心症の3つです。それぞれ頭文字をとって「しめじとえのき」と言われ、これは多くの病院でもこう呼んでいるそうです。素人のため詳しいことは書けませんが、どれも怖い病気ばかりです。最悪の場合、失明する、人工透析が必要となる、死に直結するなど、糖尿病を放置しておくと大変なことになってしまいます。改めて糖尿病と真剣に向き合っていこうと決意しました。
講義後は主治医の先生からこれまでの検査結果の報告がありました。結論から言うと合併症は今のところ問題なし(網膜症のみ明日眼科にて検査)。また、グルカゴン負荷試験の結果からインスリンの分泌能が低いことからⅠ型糖尿病の可能性もまだ捨てきれないということでした。ただ、Ⅰ型糖尿病の場合に高くなるホルモン値が低く、今回はⅡ型糖尿病という結論になりました。しかし、食後の血糖値が200mg/dLを超えていること、インスリン分泌能が低いことから、持効型のインスリン(2単位)と飲み薬は継続することになりました。
また、Ⅰ型糖尿病に関連するホルモンを追加でもう一つ検査することになりましたが、こちらは結果が出るのに1カ月程度かかるため、次回診察時に結果を教えていただくことになりました。さらに、最終日にブドウ糖負荷試験を行うことになりました。これはブドウ糖を接種して時間経過ごとの血糖値、インスリン量を調べるものになります。(詳しくは次回説明します)
まとめ
・炭水化物は制限する!
・合併症は恐ろしい
・Ⅱ型糖尿病(Ⅰ型の可能性もまだあり)
・合併症は今のところ問題なし!
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